この記事では、
これから転職しようと思っている現役看護師や潜在看護師の方が、転職先で仕事ができないというレッテルを張られないようにするための方法を解説します。
転職に限らず、部署異動でも役に立つと思うのでぜひご覧ください!

某3次救急病院で働く現役看護師。経験年数は約10年。
一般病棟やICUの経験を経て学んだ働き方や人間関係など、看護師としてのtipsを紹介します。

転職先で少しでも働きやすくするための方法があれば知りたいと思いませんか?
筆者自身が中途異動者であり、自身の体験や中途採用のスタッフを見て感じたことを交えながら、仕事ができない看護師と言われないようにする方法を紹介します。
中途採用された看護師が
仕事ができないと言われないようにする方法
中途採用の看護師に求めていることは、次の章でお話しようと思っています。
まずは、中途採用の看護師が仕事ができないというレッテルを張られないようにするにはどうするのか紹介します。
- 先輩から後輩までとにかく低姿勢に!教えてもらう姿勢を大切に
- 勝手に判断して行動しないこと
- 周りをみて行動できるようにしていく
先輩から後輩までとにかく低姿勢に!教えてもらう姿勢を大切に
個人的にはいちばん大切なポイントだと思います。
病棟が変わると、同じ看護技術なのに少し違うことがあったり、病棟内の暗黙の了解など、いろいろとやりにくさを感じる場面がでてきます。
”異動者だから”と臆することなく指摘してくれるスタッフであれば良いですが、あなたの経験年数が上になればなるほど、そのような指摘もしてもらえないことが多いです。
指摘してもらいやすい雰囲気を意識して(指摘されても嫌な顔をせず、受け入れる)
1日でも早く病棟に慣れることを意識していきましょう。
勝手に判断して行動しないこと
経験年数が長い方であれば、経験値をもとに行動できる場面が多いと思います。
ですが、病棟や診療科毎の暗黙のルールが数多く存在しています。
例えば、心臓血管外科と循環器内科でもヘパリン拮抗剤の使用の仕方の違いがあったり、
各科でクリニカルパスが展開されていても、医師それぞれ特有の指示がある・ないなど・・・
ですので、慣れてくるまでは周囲のスタッフと報告連絡相談をマメに行いながら、
インシデント・アクシデントを起こさないように注意しましょう。
報告連絡相談をしない、勝手に判断して行動してしまうなど、レッテルを張られてしまうと払拭するのはとても大変です。
周りをみて行動できるようになる
病棟業務に慣れてきた次の段階で評価されるポイントは、周囲に目を向け行動できるかです。
忙しそうなチームの手伝いをする、手術や検査迎え後の外回り、病棟内のフリー業務など、自分の業務だけでなく全体に目を向けていけると良いでしょう。
その場で評価されることはないですが、小さな行動の積み重ねが評価につながっていきます。
中途採用看護師の胸中と受け入れる側のスタッフの思いの違いとは
- 中途異動あるいは採用者=即戦力!
- 自分にはない知識を持っていて、それを還元してほしい
- 自分より経験年数が上の場合、注意しにくい
- わからないことがあるが、こんなことも知らないのか?と言われないか?
- 異動者の自分が何かを発信するのはおこがましい(郷に入れば郷に従え??)
- 周りをみて行動する余裕もないくらい、精一杯
- とにかく、フォローしてくれるスタッフに迷惑をかけないようにしよう
求められている看護師像と実際のスタッフの胸中とは、大きな乖離があると身をもって感じました。
スタッフの補充がある=マンパワー不足のことが多いですし、受け入れる病棟側のスタッフの気持ちも、不安に満ち溢れている異動者の気持ちも、どちらも仕方のないことですよね。
まとめ
中途採用、異動した看護師が、病棟で仕事ができないというレッテルを張られないようにするための方法を紹介しました。
繰り返しになりますが、最低限注意したいことは以下の3つです。
- 先輩から後輩までとにかく低姿勢に!教えてもらう姿勢を大切に
- 勝手に判断して行動しないこと
- 周りをみて行動できるようにしていく
最初に嫌なレッテルを張られてしまうと払拭するのに時間を要してしまします。
新しい職場で働くことに不安はあると思いますが、まずはこの3つに注意してみましょう。
今回は以上です。